よく使われる用語

ホームページを開設するうえで、様々なインターネット用語に接します。言葉の意味を理解しておくとスムーズに制作を進めることができます。

ホームページとWEBサイト

インターネット上にひとまとまりに公開されているWebページの群を「Webサイト」と言います。その「Webサイト」の入り口のトップページを「ホームページ」と言います。現在は、「Webサイト」のことを「ホームページ」と呼ぶのが一般的になっており、当方でも「ホームページ」という言葉を使っていますが、本来は「Webサイト」と言うのが正式です。

WEB

WWW(World Wide Web:ワールド ワイド ウェブ)を単に「Web」(ウエブ)と呼ぶことが多く、インターネット上で複数の文書や画像を相互に関連付け、結び付けて表現する仕組みです。

WWW

World Wide Webの略で、インターネットの代表的な情報提供の仕組みです。「ワールド・ワイド・ウェブ」(世界的なクモの巣という意味)、または単に「ウェブ」とも言います。CERN(ヨーロッパ共同原子核研究機構)の研究者によって1989年に開発されました。

サーバ

コンピュータネットワークにおいて、利用者のコンピュータに対し、自身の持っている機能やデータを提供するコンピュータのことです。ホームページを公開するサーバを「WWWサーバ」と言い、HTMLで記述した文書や画像などを蓄積しておき、利用者の要求に応じて、ネットワークを通じてこれらの情報を送信する役割を果たします。

ドメイン

インターネット上に存在するコンピュータやネットワークにつけられる識別子で、インターネット上の住所にあたります。本来、インターネット上の住所を表すものとして「IPアドレス」がありますが、数字の羅列であるためわかりにくいため、わかりやすい名前をつけて運用しています。それが「ドメイン名」で、アルファベットと数字(と一部の記号)を使います。ドメイン名と本来の住所である「IPアドレス」を対応させるため「DNS(ドメインネームサーバ)」を使って、全世界が連携して運用しています。ドメイン名には、自分で決められ名前の末尾に国や種別を表す co.jp ne,jp or.jp .com .jp .net などをつけます。これらは、ドメインを管理している組織に申請して取得することができます。

HTML

「HyperText Markup Language(ハイパー・テキスト・マークアップ・ラングエッジ)」の略で、Webページを記述するための言語です。文書の論理構造や見栄えなどを記述するために使用し、文書の中に画像や音声、動画、他の文書へのリンクなどを埋め込むことができます。インターネット上で通常見ているWebページのHTMLの記述を見るには、メニューバー「表示」→「ページのソース」をクリックすると表示します。

プログラミング

コンピュータのプログラムを作成すること。すなわち、プログラムを設計し、それをプログラム言語によって記述し、テストを行い、誤りの検出と訂正を行うことを言います。

SEO

「Search Engine Optimization」の略で、検索エンジンの検索結果の上位に表示されるように工夫することです。また、そのための技術を言います。検索エンジンの上位に表示されることで、自社の商品の注文に結びつく可能性が高くなるため、これらを研究し、Webサイトの設計を専門的に行なっている事業者があります。


※この他、最近よく聞く用語の意味を解説します。

SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)

SNSとは、参加するユーザーが互いに自分の趣味、好み、友人、社会生活などのことを公開しあったりしながら、幅広いコミュニケーションを取り合うことを目的としたコミュニティ型のWebサイトのことです。 SNSで提供されている主な機能としては、自分のプロフィールやアバターなどを公開して自己紹介するためのマイページ機能、SNS上で交流のある友人・知人を登録しておけるアドレス帳の機能、マイページを訪問したユーザーの履歴を参照できる「あしあと」機能、ブログのように簡単にエントリーを更新できる日記帳の機能、同じ趣味や感性を持った人同士がコミュニティを作れる掲示板の機能、などがあります。 SNSの中には、既存の参加者から招待されると参加できるシステムを採用しているものも多くあります。また誰でも自由に参加できるタイプのSNSもある。 SNSは、米国では2003年頃に成立し、日本においても2004年頃には登場し始め、 mixiを筆頭にGREE、Yahoo! Daysなどがあります。最近では、Facebook、Twitter、Instagram(インスタグラム)、LINEがよく使われています。

Facebook(フェイスブック)

学生向けに特化してスタートしたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サイト。2004年にアメリカでスタートし、2008年(平成20)には日本語版も開設されました。当初は学生のみの参加でしたが、2006年以降は一般にも開放されて、だれでも使うことができるようになっています。インターネットに接続したパソコンや携帯電話などからアクセスし、 「友達や同僚、同級生、仲間たちと交流を深めること」を目的としているのが特徴の一つ。新たな出会いを求めることもできますが、むしろ実生活で連絡を取り合ったり交流している人とのコミュニケーションに主眼が置かれています。パソコンのアドレス帳に入っているメールアドレスを使ってユーザー検索したり、同級生や同窓生、同僚を捜したり、趣味や地域でも検索できるなど、実社会のコミュニティの延長線上にあるSNSといえます。

Twitter(ツイッター)

ブログと電子メールの中間的な位置づけのコミュニケーション・ツールで、140字以内の短文のみに対応する点が特徴の一つです。 Twitterとは元来は「小鳥のさえずり」や「くすくす笑い」という意味のことばですが、日本では「つぶやき」と訳されています。ユーザーは「いまどうしてる?What's happening?」という問いかけに対してこたえる形で投稿を行います(スタート当初の「いまなにしている?What are you doing?」から変更)。その投稿をツィート(つぶやき)とよびます。他のユーザーはそれを閲覧できるだけでなく、フォローとして140字以内のコメントをつけることができ、タイムラインに追加されていきます。これを繰り返すことで、コミュニケーションをとっていくものです。2006年にアメリカでサービスを開始。2008年(平成20)から日本語版も提供されていて、即時性や日常性などから人気があります。

Instagram(インスタグラム)

通称インスタとも呼ばれる写真を中心としたSNSで、テキスト(文字)中心だった時代とは違う新しいユーザー層(流行に敏感な20代~30代の女性)を中心に急速に利用が広まっています。 芸能人や有名人のアカウントも増加傾向にあり、オシャレで見栄えの良い写真を意味するインスタ映え(SNS映え)という流行語を生み出すなど、SNSの中でもとりわけ華やかなイメージで語られることが多くなっています。 また、特にフォロワー数が多く影響力の強いユーザーの中には、企業からの依頼をもとに商品紹介やプロモーションを請け負って報酬を得る”インスタグラマー”と呼ばれる人たちも登場しています。

LINE(ライン)

LINEは若年層から年配層までの幅広いスマホユーザーが利用しているSNSアプリで、スタンプと呼ばれるユニークな画像を使ったチャット機能(トークと呼ばれる)が特徴です。 登録にはケータイ番号が必要なので複数アカウントを取得することが難しく、家族や友人といった比較的親しい間柄でのコミュニケーションに利用されています。 また、サークルやクラスメイトといった複数人での会話に便利なグループチャット・グループ通話という機能があり、旧来のキャリアメールやSMS(ショートメッセージ)からの置き換えが進んでいます。

ブログ

個人がインターネット上で日記をつける日記風サイトを指す言葉として「Web」と「Log」(日誌)を一語に綴った「weblog」(ウェブログ)という言葉から、現在では略して「blog」(ブログ)と呼ばれるようになりました。紙の日記と異なり、その内容が広く一般に公開されており、ほかのサイトからリンクされたり論評されたりします。また、電子メールなどを通じて著者と読者がコミュニケーションをはかったり、特定のトピックスについて電子掲示板で多人数で論議することもできます。


※以上は、日本大百科全書(ニッポニカ)、「IT用語辞典 e-Words」「Yahoo!百科事典」「toha-search.com.」から引用しています。